2022年10月
■2022年10月
レクサスは、5代目となる新型「RX」を2022年6月1日に発表、同年11月18日に発売した。
「RX」は、ラグジュアリークロスオーバーSUVのパイオニアを謳い、力強さと上質さにこだわったレクサスのコアモデルだ。今回のフルモデルチェンジでは、エクステリアデザインにレクサスの象徴であるスピンドルを進化させた「スピンドルボディ」を導入。サイドビューでは、フード先端を上げ、バックウィンドウ後端を下げることで、水平基調で低重心な姿勢を表現。リアドアからリアフェンダーにめがけて力強く張り出す面は、高出力モーターが生み出すトラクションの力強さを表したという。また先代から取り入れたフローティングピラーを踏襲しつつ、より立体的に進化させ、リアまで回り込んだデザインとすることでスタイリッシュなイメージに仕上げている。リアコンビネーションランプは、Lシェイプ一文字シグネチャーランプを採用して、レンズをボディサイドまで回り込ませることで、ワイドなシルエットを強調した。
インテリアは、ステアリングスイッチとヘッドアップディスプレイを高度に連携させ、運転に集中しながらナビゲーションやオ ーディオ、各種機能の制御を可能とした。センターディスプレイには、14インチという大型のタッチディスプレイを採用して、多くの機能をディスプレイ内のソフトスイッチに集約。加えて、インストルメントパネルやセンターコンソール周辺のハードスイッチにおいても、サイズや形状やレイアウト、表示情報など各機能の使用頻度も考慮しながら、これまでとは異なる直感的に操作できる最適な配置と形状を追求したという。
また、プラットフォームはGA-K改良を採用。軽量化と低床化により、重心高を従来型から15mm下げている。全長は従来型と同様ながら、ホイールベースを 60mm延長したほか、トレッドを前15mm、後45mm ずつ拡幅することで、ヨー慣性モーメントを低減させるパッケージとした。サスペンション は、フロントがマクファーソンストラット式、リアがマルチリンク式を備えている。
その他、高度運転支援技術 「Lexus Teammate」 として「アドバンストドライブ(渋滞時支援)」 を全車に標準装備したほか、「アドバンストパーク(リモート機能付)」も用意した。
ラインナップは、2.4リッター直ターボにモーター内蔵6ATとリアモーターを組み合わせたハイブリッドシステムを搭載した「500h“Fスポーツ パフォーマンス”」と2.4リッター直ターボの「RX350」に加えて、RX初のプラグインハイブリッド(PHEV)モデルとなるとなる2.5リッター直4+2モーターPHEVの「RX450h+“バージョンL”」の3種類。「RX350」は“バージョンL”と“Fスポーツ”を設定している。全モデルAWDで、「RX350“バージョンL”」のみFFモデルも用意している。「500h“Fスポーツ パフォーマンス”」は、高出力なリアモーター「eAxle」とバイポーラ型のニッケル水素電池を採用した。